【学生必見かも】発熱から解熱までのちょっと難しい話

看護

体温の豆知識等を知りたい方はこちらを見てみてください

【自分の平熱を知ろう!熱出たときの対策も知っておこう!】

看護学生は参考の足しにでも読んでみてください

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体温の恒常性

体温は、核心温度と外殻温度に分けられます

核心温度が恒常性を保つことで体温を一定に保つことが出来ます

普段保たれている温度がセットポイントっていうやつやで

体温は熱の産生と放散のバランスによってコントロールされています

1日のエネルギーの約70~75%が熱に変換され体温の維持に使われています

熱の産生

摂取した食物が体内で代謝されて産生されます

その熱源となるのは糖質・脂質・タンパク質です

もう言葉は古いけど3大栄養素って言われてたやつやな

基礎代謝

基本的な体温維持は基礎代謝によって維持されています

基礎代謝とは生命維持のための必要最低限のエネルギー代謝量のことです

代謝がされるときに同時に熱産生もされています

肝臓で約30%、腎臓で約10%、骨格筋で約25%、脳で約15%で主に使われています

運動

骨格筋の収縮により熱産生を急激に増加させることが出来る

寒い時のふるえなどの現状がそうですね

ホルモンの作用

甲状腺ホルモン

全身の体細胞の代謝を高めて熱産生を増加させます

甲状腺機能亢進症やバセドウ病では、体温の上昇を見られることもあります

発熱時の採血項目に入ってることも多いですね

副腎皮質ホルモン

アドレナリン分泌により糖代謝の促進により熱生産の増大します

アドレナリンが分泌されることで交感神経系の興奮が増しさらにアドレナリンの分泌が増加される

温度効果

体温が上昇することで代謝も促進され体温上昇へと繋がります

体温が1℃上昇すると代謝は約13%亢進します

熱の放散

輻射、伝導、対流、蒸発によって行われてます

輻射

熱が赤外線あるいは電磁波の形になって移動すること

壁の温度が低いと体温が壁に向かって逃げていきます

輻射は全放熱量の60%を占めます

しかし、周囲の温度と同じになると放熱は0となります

部屋が寒いと自分の身体も寒くなるよな

伝導

熱が皮膚の表面や気道を通して放散すること

冷たいものを触ったり、飲んだりすることですね

冷たい空気も同じですが、伝導と次の対流の二つでセットと考えると良いかと思います

対流

空気の動きによって放散されること

いわゆる風がそれにあたりますね

自分で身体を動かすことも似てます

どちらも対流からの伝導により熱放散と繋がるのでセットとして考えると良いです

蒸発

水分が表面で気化することで熱放散されること

気化熱とも呼ばれることもありますね

蒸発により熱放散は不感蒸泄』と『発汗の2つがあります

不感蒸泄とは発汗以外で皮膚や気道から蒸散する水分のことです

常温安静時の健常成人で1日約900mlの水分が放出されています

年齢や体温等で増減するので注意が必要です

inーoutバランスを考えるときに大事になるので不感蒸泄を踏まえて計算すると良いかと思います

体温調整

体温調整は間脳にある視床下部にあります

視床下部の前部が温中枢、後部が冷中枢になります

温・冷刺激→受容器→脊髄視床路→視床下部

温・冷刺激は脊髄視床路で交叉します

そのため脳障害で反対側の温冷覚が障害されます

視床下部→交感神経の興奮・抑制→熱の産生・放散→正常の体温を目指します

発熱

実は具体的に決まった定義はない!

体温が日内変動の幅を超えて上昇することやセットポイントが高温側に移動することなどが基準と言われています

感染症法では37.5℃以上を発熱、38℃以上を高熱と定めています

そのため臨床現場ではこの数字を目安として判断してることも多いかと思います

コロナもこの数字を目安としてますね

うつ熱はセットポイントの上昇がなく、高温・多湿の環境により熱放散が出来ない体温調節障害です

高齢者や未熟な幼児は体温調整機能が低下・未熟なためなりやすいです

こもり熱と呼ばれる熱もこれに該当しますね

発熱のメカニズム

何らかの原因により視床下部の体温調整中枢への刺激によりセットポイントが高温値へと設定される

血液の温度は設定よりも低いため熱放散の抑制と熱産生の亢進するように反応する

  1. 末梢皮膚血管収縮
  2. とり肌
  3. アドレナリン分泌増加
  4. ふるえ

発熱状態となる

以下の随伴症状が出現する

  1. 代謝の亢進
  2. 循環器系の変化
  3. 呼吸数の増加
  4. 消化機能の低下
  5. 脱水
  6. 中枢神経系症状
  7. 白血球の増加(減少するものもある)
  8. 蛋白尿

など

原因疾患により関節痛や咳などが出現します

解熱

体温上昇の原因が消失すると正常のセットポイントまで戻ります

この時はまだ血液温度が高いので熱放散の促進と熱産生の低下するように反応します

  1. 倦怠感
  2. 皮膚血管の拡張
  3. 発汗・不感蒸泄の増加

など

最後に体温が正常に戻ります

看護についてはこちらは参考に【看護師って何を考えて何をしているん?発熱を例にお話してます】

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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