看護師って何を考えて何をしているん?発熱を例にお話してます

看護

発熱に対して看護師がどのようなことを考えて看護へと発展していくか話して行きます

実際に行う看護のことを看護ケアやケアとも呼ぶので本記事ではケアと略してます

機序はこちらを参考に【学生必見かも】発熱から解熱までのちょっと難しい話

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発熱の主な原因

看護師は治療はしませんが原因の追及は行っています

その原因に合った観察項目を列挙し、実際に観察を行ってから医師へ方向なども行います

  1. 感染症、膠原病、悪性腫瘍など
  2. 脳出血、脳腫瘍、脳外傷など
  3. 薬物熱
  4. 神経症などの精神的刺激
  5. 熱中症、うつ熱
  6. 不明熱
  7. 詐熱

発熱の理由が以下になります

  1. 発熱物質により体温調整中枢が刺激される
  2. 体温中枢の圧迫による刺激
  3. 抗精神薬の中止や再開時、重篤な副作用である悪性症候群のことです
  4. 交感神経の刺激によるもの
  5. 高温多湿の環境での運動や労働の持続と水分や電解質の欠乏により体温調整中枢が障害されてること
  6. 入院検査を行っても原因不明の熱
  7. 意図的な行為による発熱

発熱による二次的問題

二次的な問題も考えていきます

  1. 倦怠感などによる日常生活動作の低下
  2. 不感蒸泄・発熱増加と水分摂取不足による脱水
  3. 食欲低下などによる栄養摂取不足からくる褥瘡や肺炎などの二次感染
  4. 脱水に加えて、末梢血管の過度な拡張に伴う循環不全による不穏・心機能低下など
  5. 乳幼児の持続する高熱による熱性痙攣など
  6. 急激な解熱による血圧低下など
  7. 発熱による強い不快感や不安など

ケアについて

発熱の原因と二次的問題を踏まえた上で、診察や検査結果からアセスメントをしてきます

全てを記載すると長くなるので、ケアを中心にお話していきます

冷罨法の施行

皮膚冷覚の刺激により局所ならびに全身に気持ちよさを感じさせ随伴症状を軽減して心身の安心を促す効果があります

また、痛覚を鈍くさせることで頭痛や頭重感などの緩和にも役立ちます

いまだに耳にすると思いますが、冷罨法が解熱に有効なエビデンスはハッキリしていません

冷罨法を行うことで寒冷刺激が加わり、熱放散の抑制と熱産生の促進が起き、解熱に至らないこともあり否定的な意見があります

しかし、うつ熱などのセットポイントに異常がない外的要因の場合は効果があると言われています

それでも発熱をしたら、まず冷罨法とされる場面やその選択をすることが多いと思います

その理由として冷罨法により安楽や苦痛の緩和を促す効果が期待できるからです

安楽や苦痛の緩和を促せることで発熱の原因からの回復を促すことに繋がり解熱に繋がると思われます

冷罨法を行うことで不快感を感じる方にはあまり有効な手段ではないと考えています

衣類や環境調整への援助

悪寒時は全身を保湿するように援助すると良いです

セットポイントまで体温を上昇さえるために寒気やふるえが起こるため、その負担を最小限に抑えて不快感を緩和していきます

体温が上昇しきったら保温で使用したモノは取り除くようしたり、室温を戻したりしていきましょう

室温は個室でないと調整が難しいので電気毛布や普通の毛布の追加などの寝具で調整することが多くなると思います

発汗時には状態に合わせて不快感や二次的感染を防ぐために寝衣・寝具交換を行うと良いです

水分・食事への援助

発熱時には発汗や不感蒸泄、食事の摂取困難により脱水の危険性が高くなります

そのためin-outのバランスはしっかり観察した上で、飲水・食事の介助や促しを行っていく必要があります

飲水は冷たい水を使ってみたり、食事は残渣の少ない食品などで対応する工夫をするもの良いと思います

発熱時に体温が1℃上昇すると不感蒸泄の量が約15%増加するとも言われています

口腔からの摂取が困難な場合は輸液療法を行っていると思われるので、輸液管理が非常に大事になります

脱水になると血圧低下・頻脈・体温上昇や尿量低下、ツルゴールの低下などが見られます

また、発熱により血圧低下・頻脈なども見られるため

発熱に脱水状態も重なると急激な血圧低下によるショックに繋がるので非常に注意が必要になります

清潔への援助

免疫力の低下により二次的感染を引き起こしやすくなってます

口腔内は乾燥しやすく細菌が増殖しやすい環境になってます

そのため、口腔ケアが非常に大事になります

排泄行為が困難な場合は、陰部洗浄などの清潔を維持する必要があります

安静の保持への援助

発熱時は代謝が亢進しています

そのため、代謝を最低限にするために安静を促す必要があります

相手の訴えに合わせて適切に援助していくことが良いと思います

自己体動困難な場合は、適時体位変換を行う必要があります

一般的に2時間おきに体位変換することで褥瘡の予防に繋がると言われています

しかし、2時間おきの体位変換でも褥瘡好発部位に発赤が出現するならば、更に短い時間での体位変換を検討していく方が良いと思います

精神面への援助

発熱時は、不快感や不安があると思います

必要時に傾聴したりすることで不安の軽減を努めることは大切だと思います

まとめ

他にも薬物療法の管理などあります

看護の領域は、限りなく広くあります

上記で述べたのは一般的な看護であって、ここから個別性を踏まえた上での看護ケアが必要です

かなり難しいことをお話してますが、これが完璧に出来てるかと言われると出来てません

毎日、勉強の日々です

経過がどうであれ、結果的に相手が良いと思ってくれることが良いケアに繋がるのではと私は考えています

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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